B型肝炎ワクチン
B型肝炎ウイルスとワクチン
感染を正しく知り、ワクチンで確実に予防しましょう
B型肝炎ウイルス(HBV)とは
B型肝炎ウイルス(HBV)は肝臓に感染し、免疫反応によって肝細胞が傷つくことで肝炎を引き起こすウイルスです。感染しても自覚症状がないことが多く、気づかないまま慢性化するケースがあります。
慢性肝炎が長期にわたって続くと、以下のように進行するリスクがあります。
気づきにくい
炎症が続く状態
機能が低下
継続治療が重要
早期に感染を発見し適切な治療を行うことで進行を大幅に抑えることができます。また、ワクチン接種によって感染そのものを予防できるのがB型肝炎の大きな特長です。
感染経路
HBVは血液・体液を介して感染します。空気感染・経口感染(食事・飲み水)はしません。日常的な接触(会話・握手・食器の共有など)では感染しませんのでご安心ください。
感染した母親から出産時に赤ちゃんへ感染する経路です。出生直後のワクチン接種と免疫グロブリン投与(HBIG)によってほぼ確実に予防できます。
成人での感染は感染者との性的接触が主な経路とされています。ワクチン接種が最も確実な予防法です。
感染者の血液が傷口・粘膜から体内に入ることで感染します。注射針の使い回し、入れ墨・ピアスの施術も感染経路になり得ます。
血液・体液が直接接触しない限り、食事・入浴・会話などで感染することはありません。
ワクチン接種の対象者
B型肝炎ワクチンは、以下のような方が接種の対象となります。
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乳幼児(定期接種) 生後2か月〜1歳未満を対象に、3回の定期接種が公費(無料)で受けられます。
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医療・介護従事者 血液・体液に接触する機会がある職種は感染リスクが高く、ワクチン接種が強く推奨されています。
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警察官・消防士など 業務上、負傷者の血液に接触する可能性がある方。
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コンタクトスポーツの競技者 サッカー・ラグビー・ボクシングなど、血液を介した接触が起こりやすいスポーツの選手。
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HBV流行地域への渡航者 東南アジア・アフリカなど感染率の高い地域への長期滞在・渡航を予定している方。
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HBVキャリアとの同居者・パートナー 日常的な接触による感染リスクがあるため、接種が推奨されます。
※ 乳幼児(定期接種)以外の方は任意接種(自費)となります。
すでにHBVに感染している方はワクチンの効果がありません。ワクチン接種ではなく、定期的な通院・血液検査・必要に応じた治療が重要です。肝機能の状態を定期的に確認し、専門医のもとで経過を観察することをお勧めします。
接種スケジュール・料金・効果
B型肝炎ワクチンは合計3回の接種が必要です。間隔を守ることで十分な免疫効果が得られます。
4週間後
20〜24週間後
※ 乳幼児の定期接種は公費負担(無料)です
※ 健康保険は適用されません
3回の接種を完了することで、約95%以上の方に抗体(HBs抗体)が産生されます。防御効果は20年以上持続するとされており、長期的な感染予防が期待できます。まれに抗体ができにくい方もいるため、接種完了後に抗体検査(HBs抗体検査)をお勧めする場合があります。
副反応と接種できない方
B型肝炎ワクチンは比較的副反応の少ないワクチンです。主な副反応は以下のとおりです。
• 接種部位の反応(赤み・腫れ・痛み):最も多く見られますが、通常2〜3日で治まります。
• 全身症状(軽度の発熱・倦怠感):まれに見られますが、多くは一過性です。
• アナフィラキシー:非常にまれですが、接種後はしばらく院内で様子を見てからご帰宅ください。気になる症状があればすぐにスタッフにお声がけください。
- 接種当日に発熱(37.5℃以上)がある方
- 重篤な急性疾患にかかっている方
- このワクチンの成分または過去に接種した際に重いアレルギー反応(アナフィラキシーなど)を起こしたことがある方
- 酵母(イースト菌)に対して重度のアレルギーがある方
- 妊娠中の方・授乳中の方(接種の可否について医師にご相談ください)
- その他、医師が接種不適当と判断した方
※ 上記に該当するかどうかご不明な場合は、接種前に医師へご相談ください。
接種前の確認と検診との連携
ワクチン接種の前に、まず現在のHBV感染状況を確認することをお勧めします。すでに感染している方や抗体をすでにお持ちの方には、ワクチンの効果が期待できないためです。
津市・三重県の無料検診対象の方はぜひご活用ください。すでに抗体がある方はワクチン不要です。
「感染なし・抗体なし」の方がワクチン接種の最適な対象です。医師にご相談ください。
ワクチンはお取り寄せに数日かかる場合があります。接種ご希望の方は事前にお電話またはご来院の上ご予約ください。
スケジュール通りに3回接種することで十分な免疫効果が得られます。
3回目接種から1〜2か月後にHBs抗体検査を受けると、免疫がついたかどうかを確認できます。
ワクチンはお取り寄せに数日かかる場合がございます。接種をご希望の方は、事前にお電話またはご来院の上、ご予約をお願いいたします。接種当日は体調が良好な状態でお越しください。発熱・体調不良の際は接種を延期していただく場合があります。
「自分はワクチンが必要か」「検診との違いは何か」など、どんなことでも医師・スタッフにお声がけください。
よくあるご質問
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