腹痛

 

お腹の中は「内臓」

 

お腹の中は非常に多くの臓器があります。まさに「内臓」といわれるが所以の場所です。

 

胃・小腸・大腸といった消化管の他に、肝臓・胆嚢・膵臓といった臓器、大動脈とそこから分岐する血管、他にも腎臓・尿管・膀胱・腹膜などがあり、女性では子宮、男性では前立腺があります。

 

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お腹が痛むとき

 

お腹が痛む場合は、これらのいずれかに原因がある場合が多いですが、時として皮膚や筋肉など表面的なところが原因の場合もあります。

 

お腹の中の場合は、それぞれの臓器が密集して存在しているため、どこに原因があるかの判断は簡単ではありません。専門医による診療が望まれる症状の一つであります。

 

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お腹の痛みの診断

 

お腹の痛みの原因の診断には、痛みに波があるのか、持続的なのか、どこの部分が痛むのか、痛みの場所は移動しているのか、どの程度の痛みなのかなどの問診内容によって、推測していきます。

 

原因がどの臓器にあるということだけではなく、炎症によるものなのか、機能的な問題なのか、腫瘍などがあるのかなど、どういった変化によって症状が起こっているのかも判断していきます。

 

症状によっては、採血や内視鏡検査や腹部エコー検査を用いて、さらに詳細に調べることがあります。

 

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お腹の痛みの原因

 

腹痛が起きる病気としては、急性胃腸炎、過敏性腸症候群、胃・十二指腸炎、胆石発作などが多いですが、胃・十二指腸潰瘍、胃がん・大腸がん、胆嚢炎・胆管炎、膵炎、炎症性腸疾患、大動脈瘤などの場合もあります。

他にも非常に多くの病気があり、適切な診断を受けて治療を行うことが大事です。

 

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