インフルエンザと予防接種
インフルエンザウイルスに感染して起こる病気です。38℃以上の発熱、倦怠感、関節痛、筋肉痛、頭痛等の症状が特徴です。
小児や高齢者では重症化することがあります。
インフルエンザが流行するのは、日本では例年12月~3月です。
ただし、コロナが流行してからは例年通りの時期になっていません。
飛沫感染と接触感染があります。飛沫感染とは、感染者の咳やくしゃみで周りに飛び散った飛沫を吸い込むことで感染することす。接触感染とは、手や物に付着したウイルスで感染することです。
ウイルスに感染してから発症するまでの潜伏期間は、平均2日(1~4日程度)です。潜伏期間のあいだも感染させる恐れがあります。
①予防接種(インフルエンザワクチン)
②手洗い
③適度な湿度
④十分な休養とバランスのとれた栄養摂取
⑤人混みなどの3密を避ける
⑥マスクをする
予防接種をすればインフルエンザに絶対にかからない、というものではありませんが、発病を予防することや、発病後の重症化や死亡を予防する効果があるとされています。
具体的には、高齢者では34~55%の発病を阻止し、82%の死亡を阻止する効果があったと報告されています。また6歳未満の小児では、発病防止の効果は60%であったと報告されています。
インフルエンザは例年12月~4月頃に流行し、1月末~3月上旬に流行のピークを迎えますので、12月中旬までにワクチン接種を終えることが望ましいと考えられます。
13歳以上の方は1回接種、13歳未満の方は2~4週間程空けて2回接種します。
※ただし、コロナが流行してからはインフルエンザの流行時期は例年とは異なっています。
当院では予約なしでインフルエンザの予防接種ができます。お気軽にご来院ください。
特に高齢者や基礎疾患がある方は、早めに予防接種を受けることを強くお勧めします。
インフルエンザが流行する前に、ぜひ予防接種を打ちましょう。