大腸ポリープ
1.大腸ポリープとは
2.簡単な検査
3.より確実な検査
4.ポリープ切除
5.無症状でも検査が勧められる人
6.症状がある場合で検査が勧められる人
大腸の粘膜が盛り上がってできた病気です。
腺腫というタイプのポリープが多いです。
腺腫は時間が経つと、がんになることがあります。
大腸ポリープは症状が出ないことが多いです。
簡単な検査としては便の潜血反応を調べる検査があります。
便潜血検査では、大腸ポリープがあれば約30%で陽性になります。
しかし、逆に約70%の場合はポリープがあっても便潜血反応は陰性になります。
ちなみに便潜血検査は、大腸がんの進行がんでは約90%が陽性、早期がんでは約60%が陽性になります。
大腸ポリープを見つける最も確実な方法は大腸内視鏡検査(大腸カメラ)です。
内視鏡によって、大腸ポリープや大腸がんなどを直接観察して調べることができます。
10mm程度までのポリープであれば、入院しなくても内視鏡検査の時にそのまま取ってしてしまうこともできます。
腺腫はがんになることがあるため、早い段階で切除することで、大腸がんを予防できます。
大腸ポリープはスネアあるいは鉗子等を用いて切除することができます。
当院では電気を使わないコールドスネアポリペクトミー(Cold Snare Polypectomy)を行っています。
この方法では後で出血する可能性が極めて少ないと言われています。
切除時は痛みは感じません。
☑ 血のつながった方に大腸がんの人がいる
☑ 大腸ポリープがあると言われたことがある
☑ 大腸ポリープを切除したことがある
☑ 大腸がんや胃がんの治療歴がある
☑ 便潜血反応が陽性だった
☑ 血便がある
☑ 便に血が混じったことがある
☑ 下痢が続く
☑ 便秘がある
☑ 便が細い
☑ 便が残っている感じがする
☑ 腹痛がある
☑ お腹に違和感がある
☑ 体重減少がある
など
大腸カメラを受けるかどうか悩む場合はお気軽にご相談下さい